記事一覧

介護職員処遇改善

2022.02.10

ファイル 3301-1.jpg

 1月分の給料計算日が近づいています。 岸田総理が介護職員の処遇改善を発表した事で、介護現場では2月から給料が9千円上がると職員達は思っています。 9千円の根拠はこうです。 2020年ベースで全職種の平均賃金が月額352000円、介護分野は月額293000円にとどまっており、その差59000円を縮めるために3%(月額9千円)upと言う事になりました。 が、です。 その財源は我が事業所の場合1ケ月の介護報酬×2%で計算すると、107000円となりその2/3を報酬に割り当てると、お一人様3500円にしかなりません。
 この事を明日の会議で皆に説明しますが、果して納得するかです。 そもそもこの話自体見切り発車で、確定するまでは、事業者が費用を負担しなければなりません。 そもそも、介護職員の平均月収が29万などと何処から出てきた数字でなのかと首をひねります。 総理の発言で役所も混乱しているのは明らかです。 お国から通達文章が届いていますが、どこまで信用して良いやら分かりません。 また、介護事業者からは9千円上がらなければ、職員のモチベーションが下がり離職者が出ると危惧しています。 社会保険労務士と相談しますが、ほんと頭の痛い問題です。