2023.10.06
先週、秩父別で宿泊した時の話です。 夕食を終わらせ、一緒に泊まった仲間数人で、部屋飲みが始まりました。 その中の一人の顔が沈んでいます。 ビールを飲み始め本人が口を開きました。
浴場に時計を置き忘れ、フロントに聞いても届いていないと言う事で、落ち込んでいたのです。 本人曰く、大したものではないと言いますが、誕生日に妻が買ってくれてた、デジタルウオッチとの事でした。 私もそれを見た事があり、自分の体調のデーターが入っているのでそれが無くなった方が残念と話になりました。 するともう一人の仲間が、同じく風呂場にライターを忘れたのですが、それはフロントに届いていました。 ですから、余計に残念な気持ちになったでしょう。 それから、1時間後にフロントから電話があり、時計が届けられたと言うのです。 諦めていたのですから、本人の顔色が明るくなりました。 このような事は、日本でした起こらない事です。 いかに日本人の道徳教育が良いかを証明しています。 外国ではこのような事は、まず起こらないのは皆さんも分かっているはずです。 運が良かったと言えばそれまでですが、秩父別の人の善良さに、頭が下がります。 時計・ライターなど、普通本人の手に戻るなどありません。 荒れた世の中ですが、日本人の良心がまだ残っていたことに感激しました。 当然、飲み代は、時計の主に、ゴチになりました。