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コロナ葬

2022.11.08

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 昨晩のお通やはコロナで亡くなった方のでした。 ご主人がコロナに罹り、奥さんにうつり悲しい結果となりました。 先週、ご夫婦でコロナになったと聞いていましたが。 いつもお店に立ち寄ると明るく話しかけてくれる方でした。 ですから、一報を聞いても信じられませんでした。 そして、昨晩のお通夜です。 焼香台ではなく、遺影の前で手を合わせましたが、そこには、位牌と遺骨が置かれていました。 そう、遺体は家族にも会えず、荼毘に付され遺骨となって帰ってきたとご主人から聞き、家族と最後の別れが出来なかったのが心残りと涙ぐみ、思わずもらい泣きしてしまいました。 もうすでに、4回もワクチン接種も済ませているのだから、葬儀の扱いは緩くなったのではないかと思っていましたが、そこはまだ厳格に守られている様です。 コロナで亡くなった方の葬儀内容は聞いていましたが、現実を目の当たりにして、こんなに悲しいものかと感じました。 ご主人も体調が思わしくないのですが、仲の良いご家族だから皆で助け合って行く事でしょう。 会葬お礼には息子さんが、お母さんの事を「縁の下の力持ち」とたとえ、自分の事は二の次三の次で、周りのために力も心も尽くした人でしたと書いてあり、まったくその通りの人でした。 突然、見知った顔が消えるのは、寂しいものです。 我が家と同じお寺なので、南大師遍照金剛と唱えます。