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学生減少

2017.02.01

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 介護福祉士を養成する、大学・専門学校の生徒数が激減してしています。 この傾向は、2006年から11年連続で減少しており、2016年では、全定員数1万6700人(377校)の46%、7700人しか入学者はいませんでした。 一番の原因は、少子化それに加えテレビで流れる介護現場の労働条件の悪さ、特に低賃金の問題は大きく左右していると思われます。 いつも言いますが、民間経営の介護施設で潤沢な資金を持っているところはまずありません。 ここ数年の介護報酬減額は職員の福利厚生にも影響が出ています。 お国は職員の処遇改善をうたい手当を出していますが、それに伴い事業者の負担額も増大しています。 消費税を上げ、社会保障費を確保する予定でしたが、それもお流れとなりました。 益々、介護現場は疲弊し、負のスパイラル状態です。 高い授業料を払い国家試験に合格し介護福祉士となっても、低賃金・長時間労働は当たり前の介護業界自体が、ブラックです。 賃金を払わないセブンイレブンのブラックに比べるとまだましですが、介護を目指す若者にとっては夢と現実のギャップの大きな業界です。 将来、私のオムツ交換は誰がしてくれるのでしょう。 若いおね~ちゃんでない事だけは確かです。