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介護福祉士試験

2017.02.08

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 1月29日、2016年度の介護福祉士試験が行われました。 受験者は7万6000人だったそうです。 2015年度は受験者15万2000人、合格者8万8000人、合格率57.9%でした。 今年の受験者は約半分です。 昨年までは、3年の実務経験があれば受験でしましたが、今回からはプログラムが変わり、450時間の研修を受ける事が義務化になった結果です。 私はそもそもこのカリュキュラムの変更には反対です。 お国は、介護職員の処遇改善のお金を出す引き換えに、質の担保と言い450時間の実習を義務付けましたが、介護現場の職員が、その様な時間を割くことが出来るはずがありません。 いつも言いますが、厚労省の小役人は介護現場の人手不足の実態を肌で感じていません。 そもそも、介護現場に対する実地指導と言うものが有りながらそれも、保険者の市町村に丸投げです。 実際の研修も通信教育で行われており、そこにはお金がかかります。
 大手通信教育の会社は、厚労省の天下り先になっているのは確かでしょう。 一刻も早く、この研修制度を廃止するべきです。 介護現場を支えているのは、専門学校を出た若者ではなく、普通のおばちゃん達です。 厚労省よ、もっと現実を見てください。