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動物愛護

2021.04.22

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 悲しいニュースを目にしてしまいました。 昨日行われた帯広ばんえい競馬で新馬の能力検査で、障害で膝を着いた馬の顔を騎手が蹴ったのです。 単に「イライラしたから」と事情聴取に答えています。 私は胸が痛むの同時に腹立たしさが湧いてきました。 しかもこの行為に対して、厩舎関係者、馬主から擁護論も出ているのに驚きです。 業界用語で言うところの「砂を喰う」状態になり、鼻から息を吸う馬は、その砂が肺に入り死ぬ可能性もあるので、昔は良くやっていたと言います。 多分、馬に対して蹴る殴るは日常茶飯事なのでしょう。 都合の良い言い訳にしか聞こえません。 こういう人たちは、馬を金儲けの道具としか見ておらず、能力検査で合格しなかった馬は即売却され、熊本あたりで馬肉として売られるのです。 サラブレットと違い、ばん馬は農耕馬で泥臭く見え、必死にあの障害を越える姿がひた向きで、ファンの共感を呼んでいるのです。 亡くなった父もそんな姿に魅せられ、夫婦でばん馬場に足を運んだものでした。 この様な行為は動物愛護云々ではなく、関係者はしっかりと襟を正し、厳重処分を下さなければなりません。 死んだ父も草花陰で泣いていると思います。