2013.05.01
4月29日は昭和天皇の誕生日でした。 名前が変わりながらも祝日として残り、現在昭和の日と成りました。 昭和は63年もあった事から、お年寄りにとっては思い出が詰まっている時代です。 中でも昭和の歌には力があるようです。 今のお年寄り達は戦後の苦楽を歌謡曲と共に生きてきました。 認知症になっても昭和の歌を聞けばその時代が蘇るのです。 また、ローカル列車に乗ると集団就職で上京した時の事が蘇ってきたりと、昭和というキーワードは、認知症の方々にとっての回想法になくてはならないものです。 事実、ホームのイツエさんは普段は職員が話しかけても、あまり機嫌がよくありません。 しかし、朝食後部屋に戻り昭和の歌謡曲をCDで流すとちゃんと歌っているのです。 外の景色を眺め、いつの時かに思いをはせているのでしょう。 おかげで、体調も良く、気分の波も穏やかになってきています。 昭和の力は凄いと思います。 私の体も半分は昭和で出来ています。