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川渡り

2016.09.06

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 網走の男子高校生二人が、網走川を渡ろうとして溺れたニュースはご存知でしょう。 一人は死亡、もう一人はいまだに発見されておらず、捜索が続いています。 事件・事故が起きた時に思うのはあの時なぜ・どうしてそう言う行動になってしまったのかと言う後悔です。 本人はもとより、一緒に行動していた誰もがその行動に疑問を持たなかったところは、まだ子供だったと言う事です。
 みんなで手を繋いで、対岸にたどり着けば、レジェンドになると思ったのでしょうか。 世間を騒がせ、多くの人に心配迷惑をかけてしまった事で、レジェンドになってしまいました。 もし、私が高校生に戻ったとしても、この様な行動はしません。 魔がさしたと言えばそれまでですが、その場の集団心理と言うか、勢いと言うか、ノリで起こした行動ですが、その代償はあまりにも大きなものとなってしまいました。 幕末の志士、吉田松陰がこう言っています。「過ちがないことではなく、過ちを改めることを重んじよ」人間は誰でも過ちを犯すが、二度と同じ過ちを犯さない様に自分を律する事が出来るのもまた人間である。 関係者の心に大きな傷を残すくらい、大きな教訓を残した事故です。