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神無月

2020.10.05

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 大和神話の話。 今月は神無月、日本全国に居られる八百万の神様達が、一部の留守神様を残して出雲大社に会議に出かける月です。 逆に出雲では神様達が集まってくるので、神在月(かみあり)と言うそうです。 そこでの会議の内容は、人の運命や縁などが話し合われるそうです。 他には来年の天候や農作物の出来、そして酒の出来を決めると言います。 議長は大国主の大神、天上の会議は天照大神が仕切り、地上の事は大国主の大神が決める決まりだそうです。 遠方同士のカップルが誕生するのも神の思し召しと言う事でしょうか。 ですから、出雲大社に若い娘が集まり、良いご縁が授かる様、お賽銭100玉を投げ入れ祈るのです。 たった100円で良縁が授かるのは虫が良い話ですが、私的には宝くじを買うより夢があると思います。 留守を守るのが貧乏神かと思いきや、恵比寿様とか、金毘羅様、竈神、道祖神様だそうです。 ですから、今月えびす講などを開き、留守番役の神様を慰める地域もあります。
 これまた、ロマンのある話です。 現実は、携帯の出会い系アプリに希望条件を入力すればカップルが決まる時代です。 こんなトロクサイ話をしていたら、神様に笑われますかね。