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遷魂際

2021.10.04

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 週末は妻の父親、義父の葬儀を執り行ってきました。 嫁の家は神道を信仰し、本山は岡山にある黒住教と言います。 マイナーな宗派ですが、網走では熱心な信者がいます。 お通夜は遷魂祭(せんこんさい)と言い、仏式だと思ってこられた方は戸惑った事でしょう。 私も曾祖母の葬儀の時は戸惑いました。 ですから、弔問に来られた方は式場に入り、まず焼香台がない事に戸惑い手にした数珠を慌ててカバンにしまいます。 そして開場係に促され、お参りをするのですが、二礼二拍手一礼の時の二拍手は「忍び手」と言いパンパンと手を叩かないのです。 中には、いつも通りパンパンと手を叩き、すぐに間違った気付いても後の祭り、その後は取っ散らかるって終わる人も見かけられました。 日本の宗教は難しいと思った事でしょう。 父は6月頃から持病が悪化し入院していましたが、回復が見込まれず。 面会も出来ない事で義母が不安になり、無理を言って自宅療養に切り替えました。 義母には死期が早まるかもしれないと念を押し、それでもそばに置きたいたとの強い要望に従いました。 結果は、家族皆が納得するものとなりました。 訪問介護・診療、ヘルパーの皆様には心から感謝します。