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直葬

2023.06.27

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 直葬、お葬式の一つの形で、病院から直接火葬場と意味合いですが、今週の北海道新聞に今の直葬のあり方、時代背景が掲載されています。 私は、それに目を通して、一息ついて出勤します。
 昨日は、直葬専門の業者のシステムが紹介され、今日は実際に直葬を行った方に密着したレポートでした。 コロナによって葬儀の形式が変わり、多くの人が故人を見送ると言う昔ながらの葬儀は無くなりました。 ひっそり行う、家族葬が主流となりつつあります。 また、葬儀を取り仕切る家族関係も複雑化し、葬儀とは何なのか考えさせられます。 今朝の事例は、80代と70代のご夫婦、ご主人が亡くなり、奥さん一人のお見送りです。 お互い再婚と言う事もあり、子供たちや親せきに気兼ねし、誰にも声を掛けなかったと言います。 一番の問題は、葬儀費用です。 今後の生活を考え、直葬に決めたと言いますが、やはりそこにも複雑化した人間関係が垣間見られます。 遺体保管所から火葬場までの車の中で、生前故人が歌ったカラオケを流したのが、お経であり弔辞でした。
 一月後、心境を聞いた時、心の整理が付き、後悔していないと言います。 残る問題は、残された奥さんを誰が送るか言う事と、その二つの仏様を誰が面倒見ていくかという事です。 お盆が近づいています。 今年は父の7回忌です。 長男としての責任の重さを、再認識させられました。