昨晩は近隣のグループホーム5事業所の職員が集まり勉強会を行いました。 講師に網走脳神経外科リハビリテーション病院の言語聴覚士大澤朋史をお迎えして、「嚥下の味方(見方)」と題し、嚥下障害の正しい認識とスクリーニングによる判断の仕方を、参加者が実際に物を食べその時起こる事象を体験しました。 嚥下障害のことは何処のグループホームでも抱えている問題です。 昨年は地元の歯科医を招いて口腔ケアについて勉強し今年は嚥下機能の勉強をしましたが、普段ホームの中で食事をしたあと口の中に食材が残る原因やそれをスムーズにするためのアイテムの話しなど、興味のある話ばかりでした。 参加した職員達も皆納得をした表情で帰りました。 今後この研修を活かし、嚥下障害を改善し誤嚥性肺炎などの予防に大きく役立つと思いました。 また、講師が定期的にホームを訪れ嚥下指導していただけるとの話は大変ありがたいものでした。 次回の研修にも力が入ります。
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木鶏(もっけい)
先日の講演会にオブザーバーとして地元の若手経営者の会(木鶏会)の方が来られていました。 行徳先生のお話を是非聞きたいということで、20名ほど見えられました。 そこで行徳先生が「木鶏」の話の起源をしていただきましたが、これがまたいい話でした。 木鶏の話は中国の「列子」の教えで、紀省子と言う人が闘鶏の好きな王様のために軍鶏を養って調教訓練をし、最強の軍鶏を作ったのです。 それはどんな相手でもその姿を見ただけで引き下がると言うもので、まるで木彫の鶏様で「徳」が充実したものでした。 その教えを昭和の大横綱双葉山が守った事で特に有名な話になり全国に「木鶏会」なるものが出来ました。 双葉山がまだ横綱になる前、安岡正篤氏からこの話を聞き精進を重ね69連勝したのですが、連勝が止まった時洋上にいた安岡氏にこんな電報を打ちました「ワレイマダモッケイタリエズ」と書かれていました。 人徳が備われば、おのずと人は頭を下げ無駄ないさかいは起こりません。いい話だと思いませんか? 是非一度「木鶏」を読んでください日本の政治家の方々。
トキノさん逝く
以前お話しをした、トキノさんが昨日95歳の天寿を全うしました。 ターミナルを何処で迎えるかの、ご家族の葛藤をお話ししましたが昨日午前中に息子さんがお見えになり、退去の話をしていった後急変し最期を迎えられたようです。 それを知らない私は夕方病院に顔を見に行くと看護師が退院されましたと言うのです。 まさか退院できるはずが無いので、改めて聞くと亡くなって退院したと言うのです。 退院と言うのは元気に病院を出ても、亡くなって病院を出ても退院は退院なんだと分るとちょっと複雑な気持ちになりました。 その足で自宅に行きお参りをしましたが、ホームのベッドで眠っている時のような綺麗な顔で安心しました。 ホームを出て丁度6日目の出来事です。 入居してから毎日のようにホームに来て世話をしていた息子さんは寂しくなるでしょう。 いっぱい逸話を持っていた、トキノさん大好きな姉妹と今頃楽しく天国で話をしている事でしょう。 合掌
講演会
昨晩はホームの税理士会の総会でした。 毎回総会の後に講演会があり、地域で活躍している経済人や著名な方をお招きして話を聞きます。 この度は行徳哲男(ぎょうとくてつお)先生のお話で「いまこそ、感性は力」と言う演題でした。 行徳先生のお話は何度か聞いていますが、その度に新たな発見と感動があります。 今回もそうでした。 先生の腹の底から出てくる声は会場に響き渡り、心の扉を開かせます。 また、話す言葉の一つ一つに感情がこもっていて、知らずのうちに目頭が熱くなります。 御年80歳とは思えない気迫で語りかけます。 話の一端をご披露すると、世界№1企業のIBMの創業者精神は「野生の鴨の教え」だとか、これからの産業は人の心をどれほどときめかす事が出来るか? それを出来る企業が21世紀に残れる、との話は正にその通りだと思いました。 頭で考えるのではなく、気持ちを相手に伝える。 そのためには、今を大切にし自分自身を磨き褒める事が大切だとの話も良い話でした。
久しぶりに行徳先生の「気」を心に注入して頂きました。 写真の書は「気」と言う字です。
段位認定会
昨日は中標津において、素人そば打ち段位認定会が行われ、わがホームケアマネ茂木君が見事素人そば打ち2段位に昇格しました。 初段は二人一緒に合格し、私は昨年2段に昇格し、今年は茂木君の番だとプレッシャーを掛け、夜眠っていてもそば打ちが頭に蘇えるほどの日もあったかと思いますが見事期待に応えてくれました。 おまけに優秀賞もいただき指導した私の株も上がりました。 たかがそば打ちなのですが奥が深く、昇段するほど悩みが深くなります。 たぶんこの次のことも考えているでしょうが、今はそばを見たくもないでしょう。 次は私の出番です。 9月の昇段試験果たして上手くいくか? 悩んでいます。 もがいています。 その中でも嬉しいのはよき指導者と励ましてくれる仲間が居る事です。 何としても期待に応えなければ成りません。 これも人間形成の試練の一つと考えています。 頑張ります。
世界自然遺産
東洋のガラパゴスと呼ばれている小笠原諸島が世界自然遺産に認定されました。 丁度、テレビのニュースステーションを見ていると、速報で決定が流されましたが、ニュースステーションの冒頭から放送中に決定されると言っていたので何時出るかと思いながら見ていました。 もう一つ、東北平泉の中尊寺の金色堂も世界文化遺産に認定されるとの話しもあり、それが決まれば東北にとっては良い話です。 小笠原諸島と言われてもピント来ないのですが、話しによると珍しい植物や動物の宝庫だと言う事で世界的な注目の的だと言われていますが、知床と違って交通アクセスが悪く、一般人が気軽に行けるようなイメージがありません。 ですから地デジのハイビジョンテレビで横になりながらその自然の素晴しさを見たいものです。 そのためにこれから地デジテレビを買いに行きます。
何とも遅れた話をしてスミマセン。 果たしてお安いのが買えるでしょうか?
春の避難訓練
昨日は春の避難訓練でした。 夜間を想定し職員が上下階2名で応援が駆けつけるまでどのように対処するか、駆けつけた職員と度の様に連携していくのかを確認しました。 あいにくのお天気でしたが、入居者全員を避難場所に無事非難させる事は出来ましたが、また問題点が色々出てきました。 次回の全体会議で皆と検討する予定です。 今回は消防署も本腰を入れ、救急職員と消火にあたる職員とで、総勢10名が参加し実際に大型消防車も乗り入れ消火栓の位置・消防車を設置する場所等本番さながらの訓練をしていただきました。 また町内会長も参加していただき大変心強くいたしました。 準備・練習は上手くできて当たり前で、本番はもっと混乱する事は目に見えています。 今回は職員の心構えも良く、軍手・懐中電灯・機敏な行動と回を重ねるごとに良くなって来ています。 この事は火災だけではなくあらゆる災害にも通づる話しです。 今日から秋の訓練に向けて準備が始まります。
子役
近頃の人気番組には子役の存在が大きく影響しています。 一番は芦田まなチャンでしょう。 確かに文句なしに可愛い。 日曜日のマルモの掟は大変な人気の様です。 私はと言うと韓国ドラマのトンイを見ていて時下には見ていません。 でも今流行のテレビはほとんどが良い子役で持っています。 親達も自分の子供を芸能界に入れたくて、有名な子供劇団やプロダクションに必死に売り込んでいるとも聞きます。 そのかいあってか、今テレビに出ている子供達の演技のうまい事、私の様な者はハンカチ・ティッシュがいくらあっても足りません。 特にNHKの朝のドラマは子役が多く出ていて、戦時中の設定でもあり親と離れ疎開している子供を演じているのですが、演技と分っていても泣けてきます。 この様な状態がしばらく続くのでしょうか? 朝から赤い目をして銀行や役所には行く訳にも行かず、夕方の再放送をなるべく見るようにしますが、朝から大人を泣かす演技の上手い子役は使わないでほしいものです。 本当に困ります。
葛藤
トキノさんは大正4年生まれの95歳。 今ターミナルを迎えようとしています。 先月心不全で緊急入院をしましたが2週間後に無事退院、でも日増しに体力は落ち肩で息をしている状態です。
毎日顔を見せる長男さんと今後の事に付いて、主治医と相談の結果ホームでの見取りを決意しましたが、日々変化していく母親の顔を見て心が大きく揺らぎ始めました。 今後いかほど手を尽くしても良くなることがないのは分っていても、子供として何とかしてあげたいその気持ちは痛いほど分かります。 延命措置をしないで自然に任せるか、医療の力を借りてただ命を繋ぐか心の葛藤が毎日続きました。 しかし今日その気持ちをはっきりさせました。 それは病院で最期を看取るという結論です。 どちらが良いかの判断なんて誰にも出来ませんが、長男さんがそう決めたのならトキノさんも喜んでいる事でしょう。 子が親を思う気持ち、親が子を思う気持ちどちらも深いものがあります。 私達は一分一秒でも長く親子が一緒に居られる事を祈るだけです。
23回忌
今日は昭和の歌姫「美空ひばり」の23回忌です。 天才子役として脚光を浴び日本人の誰からも愛された美空ひばりさんが亡くなって23年とは早いものです。 今はビデオやDVDがありますからいつでも簡単に当時の姿が映し出されると、亡くなった事がまるでウソのように思えます。 わが庭美幌峠にも美空ひばりさんの歌碑があり、そこに行くと「みだれ髪」の歌が流れます。 また、道の駅の中には直筆の手紙などもあり、美幌とのご縁を感じます。 天気の良い日に美幌峠に行き、歌をバックに屈斜路湖を眺めるとこれまたなかなかの味わいがあります。 一度お試しを・・・。 今日はこれから5月に亡くなった叔父の49日の法要に出かけます。 毎週お参りをして今日が49日目とは本当に早いもので、先週仏壇の魂入れが終わり、今日からは仏壇が新しい家になり、家族は一つの区切りをつけます。 そういえば、叔父さんの元気な頃のビデオがあったか聞いて見ます。