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気のゆるみ

2020.06.02

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真夏を前に暑い日が続いています。 例年この時期、オホーツク管内が沖縄より暑くなります。 30日の帯広は33℃ありました。
 美幌もそれに負けないほど暑かったと言います。 朝、出かけに職員に暑さ対策を言いつけのですが、案の定、それが出来ていませんでした。 夕方帰ると、2階の入居者さんの顔が赤いのです。
 訳を聞くと、誰も口を開きません。 入居者さんの一人が話してくれたところでは、熱いのでエアコンを入れたそうですが、設定温度を30℃にして暫く動かしているうちに変だと気付いたと言います。 ホームでは明け方寒い時はエアコンで暖をとっています。
30℃で2時間ほど温めると、朝食の時間にはちょうど良い室温になります。 ですから、エアコンを付けた時は、温度設定を必ず確認してくださいと、何度も言った結果がこれです。 結局、皆が聞いたにも関わらず、エアコンを付けた人の責任で他のものは「知らぬ顔の半兵衛」を決め込んだと言う事です。 職員の家にエアコンが無い人も居り、操作に不慣れや関わりたくないと言う人もいるのです。 昨日今日入った職員達ではないのですが、操作ミスで片づけられない気のゆるみです。 笑って済ませる訳にはいきません。

次亜塩素酸水

2020.06.01

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 5月もコロナで終わってしまいましたね。 週末、帯広に用事で行きましたが、非常事態解除となり交通量が増えました。 やっと人の行き来が始まり、活気が戻って来れば良いと思っています。
 週末驚いたニュースがありました。 消費者庁(ナイト)は次亜塩素酸水について、新型コロナに対する効果が見られなかったと発表しました。 おまけに、次亜塩素酸水を噴霧し吸引する事は人体にも良くないと公表したものですから、私的にはショックでした。
 と言うのも、5月中はその次亜塩素酸水をホームの中で噴霧したり、消毒・臭い消しに使い職員にもその効果を進めていたのです。
 今になって、手のひらを反す様な話は無いだろうと言う事です。
その話を持って帯広の会社に行くと、そこは自信満々にその効果について1ミリも疑っていませんでした。 なぜなら、次亜塩素酸水を帯広畜産大学で分析してもらい、どの様なウイルスに効くかお墨付きをもらっているからでした。 何の心配もいらないと言われました。 確かに、次亜塩素酸水についてはピンキリがあります。
 ご使用になる際は、成分を確認し使って下さい。 ホームでは私がその係に任命され、分量を正確に測り使用しています。 くれぐれも、まがい物に気を付けてください。

隔離施設

2020.05.29

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 緊急事態解除をしたとたん、各地で第二波が発生しつつあります。 懸念した事が起こるには少し早いと思いますが、これが現実なのでしょう。 この第二波を大波にするか、小波にするかは一人一人の自覚に委ねるしかありません。 そこで、今後発症した人達をどうするかと言う話です。 病院内のクラスターは仕方ないとして、隔離施設を早急に準備する必要があると思うのです。 中国はすぐに病院を建てましたよね。 日本は準備する期間が有りながら、医療崩壊などと訴える人たちに押し切られダラダラ時間を無駄にした気がします。 日本ほど震災が起こるたびに仮設の施設を造るノウハウや資材を持っている国は無いでしょう。 医師は各大学病院から派遣させるか自衛隊の医療班を派遣させることも可能でしょう。 患者は一か所に集め集中治療すのが良いと思うのです。 アカシアハイツを考えてください。 患者もそうでない人も一緒の建物の中では結果は見えています。 大きな建物でなくて良いのです。 もっと言えば野戦病院でも良いでしょう。 10万円を貰って、喜んでいる場合ではありません。  

シールド

2020.05.28

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 コロナの影響で生活様式が徐々に変わりつつあります。 その最たるものが手洗いマスク着用、そして接客場面ではシールドが施され、スーパーで買い物した時などは、お互いマスクをしシールドと言う名のビニールで遮られる事で会話が成り立ちません。 耳の遠い高齢者にとっては、不自由この上ない状況です。 これでフェイスシールドなどを掛けていたら、益々言葉が聞取りずらくなります。 おまけに釣銭はビニールの手袋を着けた手で、トレイに置かれます。 今まで言われてきたコミニュケーションとか絆などと言う言葉は、死語になりそうです。 もっと異様なのは、居酒屋などの飲食店や学校などでもフェイスシールドを付けての接客や授業風景は近未来的です。 居酒屋のテーブルがシールドで区切られているのも異様で、乾杯しようにもグラスがぶつかる音すらしません。
 美味しい物を食べ会話をしてストレスを発散させる場所が、かえってストレスをお土産に持帰る事になるのではないでしょうか。
 間もなく居酒屋での注文や会話はLINEのグループトークやQRコードで行う事になるでしょう。 そうなるとマイ箸・マイ皿・マイコップを持って行かないと安心できませんね。

フミエさん逝く

2020.05.27

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昨夜、フミエさんの看取りが静かに終わりました。 深夜1時半に電話が鳴り来る時が来たとばかりにホームに駆けつけ、静かに眠るフミエさんの顔を見ました。 昨日は午後から呼吸の乱れが頻繁となり、残された時間はあまりないと感じていました。 職員にはいざという時の指示を確認しホームを後にしました。 心配だったのは、夜勤職員がホームで一番若く経験も少ない職員だと言う事でしたが、付き添いをしていた娘さんに対しても指示通り冷静に対応してくれました。 つい最近、古株の職員から声が小さいとか仕事の段取りの悪さを指示されていました。 この経験が彼女を成長させ、他の職員も彼女を見る目が変わる事になるでしょう。 どこか介護の仕事に自信が持てなかった彼女に、フミエさんが最後に残してくれたプレゼントだと私は思います。 ケアマネと職員と私、そして娘さんとでまだ暖かい体を清拭しながら、長くお付き合いさせて頂いた事にお礼を言いました。 元気な時に話してくれた苦労話が、昨日の事の様に思い出します。 95年の長い年月、本当にご苦労様でした。 数年前、一足先に旅立ったお爺ちゃんにやっと会える日が来たようです。 お疲れ様でした。 合掌

緊急事態解除

2020.05.26

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 昨晩、安倍首相が高らかに緊急事態宣言解除を発表しました。
しかしながら、その表情からは明るいものが感じられず、経済を立て直したいとの思いから見切り発車だと思いました。 国民のインタビューでも賛否両論、喧々諤々です。 私的には大いに不安がありますが、そればかりを唱えていてはこの町が無くなってしまいますので、口をつぐみます。 ひと月以上、コロナに対する疑心暗鬼を刷り込まれた国民はそう簡単にその恐怖をぬぐう事は出来ません。 今までの様なやり方は通用せず、新たな指針になれるまでに相当の時間と費用が掛かる事になりそうです。 この町で一番の人気の焼き肉やさんの駐車場を眺めても車の数は少なくなり、お昼時に車があるぐらいで後はまばらです。 全面的に解除されても、いろんな分野にかつての賑わいは戻らない気がしています。 安倍さんは第二波も視野に入れての宣言ですが、大きな揺り戻しが起こるのではないかと心配です。 ここぞとばかりに羽目を外し、暴走する人たちの姿が目に浮かびます。 私は、この町からでずじっとして居たいのですが、そうもいかないのが現実です。 ジレンマと言う言葉が、頭の中でグルグル回っています。

無常

2020.05.25

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 先週からホームでは静かにフミエさんの看取りが行われています。 毎日様子を見守っていますが、日に日に厳しい状態になっています。 フミエさんは平成18年に入居され、ホーム古参の一人です。 2週間前まではそこそこ元気だったですが、坂を転げ降りる状態です。 そんな時、瀬戸内寂聴さんのテレビを見ました。 震災の被災地でご法話する内容を聞いたとき、この世は「無常」なんだと言われ、素直にうなずく事が出来ました。 要は、毎日同じ様な生活を送ってはいるが、同じ日は一つもないと言う事が「無常」です。 朝に生まれ夕方に亡くなるは無常の極みです。 ですから職員には何ら特別な事はせず、いつも通りに声を掛け見守る様にと指示をしています。 今は娘さんが付き添い残り少ない母娘の時間を過ごしてもらっています。 一番バタバタしそうなのは私の様です。 ですから、これから銀行など用事を済ませてきます。 お釈迦様が本当に「無常」と言う教えを説いたか分かりませんが、たまたま偶然が重なりこの言葉を聞けたことに感謝します。 月曜日から暗い話でスミマセン。

高校生受難

2020.05.22

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 全国の高校三年生たちにとって今年は受難の年になりましたね。 春・夏の甲子園が中止、高校総体も中止、吹奏楽も中止。 まあ、高校生だけでなく小学生も大学生も大人も状況は変わりません。 と言うより、スポーツに限らずありとあらゆる大会やイベントが軒並み中止宣言です。 ただ、夏の甲子園だけは少しだけ皆の思い入れが違います。 ですから、この日のために寝食を忘れて取り組んできた子供達の落胆する姿をテレビで見ると、胸が苦しくなります。 本人たちの努力は勿論ですが、その夢を叶えるために支えてきた家族や友人指導者の思いが宙に浮いてしまいました。 いろんな大人が励ましの言葉を送りますが、1㎜も子供達の耳には入っていないでしょう。 それほど強い思いを刷り込まれてきたのですから、簡単に割り切れるはずがありません。 この悔しさを何にぶつけるか、いや何で解消するかです。 大人なら酒でも飲んでふてくされるのも有りでしょうが、未成年はそうはいきません。 これからが、本当の指導者の腕の見せ所です。 因みに、福井で行われる、2020素人そば打ち全国大会も中止となりました。 日本一を決める、我々にとっての甲子園的な大会です。 やるせない!

賭けマージャン

2020.05.21

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 公務員の定年を延長する法案がすったもんだの末、見送られましたね。 優秀な公務員の定年を延長し、活躍してもらうと言う趣旨の法律が出来ても良しでしょう。 しかし、政権におもねる人を都合よく使うための法律は如何なものです。 その火中の人が賭けマージャンをしていたとのニュースで火だるま状態になりました。ニュースを聞いた私もなんのこっちゃと呆れています。 こんな人のために、長い時間と国会議員の給料を使った事に腹立たしくなりませんか。 ロコナに隠れてと言うか、ドサクサに紛れて無理を通そうとする姿勢に国民が声をあげ、阻止できたのは価値があります。 なーんか、ちょっと前の韓国の法務大臣任命のゴタゴタが頭に浮かびました。 一説には、賭けマージャンの記事が出る事を察知した政府が、法案を急遽取り下げたとも言います。 一緒に卓を囲んでいたのが一流新聞の記者だと言う事も分かり、マスコミとのズブズブの関係にも呆れるところです。 また、日本の検察が笑われる事になりました。 こんな事でこの難局を乗り切れるのでしょうか。 やはり、黒川と言う人の腹の中は、ドス黒かったと言う事でしたね。 

危険手当

2020.05.20

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 今取りざたされている危険手当の話です。 医療従事者には危険手当を支給する動きが出ていますが、介護現場にはもようやくその様な話が出てきました。 危険手当と言うものがある以上、私は出すべきだと考えます。 現状では医療と介護の現場職員に対して危険手当を付けるのは真っ当な話で誰も異は唱えないでしょう。
 患者さんに接した事で、何日も家に帰れなかったりする方は大勢いるようです。 その方たちの生活をしっかり保障してあげなければな入らないのですが、スピード感がありません。 危険手当と言われてすぐ思いつくのが自衛隊の海外派遣です。 被災地の支援もそうでしょう。 中には公共料金の取りたてに行く職員や市民に対応する窓口職員にも危険手当がつくところもあります。 危険と思えば何でも付けるのなら、この度は間違いなく付けるべきです。
問題は金額です。 スズメの涙では話になりません。 手厚い保障を考えて欲しいものです。 それと、医療介護従事者家族に対するフォローです。 いわれなき中傷を受けているケースをニュースで知り、唖然としています。 今こそ、税金を正しく使って欲しいと思っているのは私だけではないはずです。

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