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流氷接岸初日

2016.02.24

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 土日に吹いた北風のおかげで、網走の沖の流氷がようやく接岸し流氷接岸初日となりました。 平年より20日遅く、昨年よりも34日遅いのは1959年の統計開始以来初めての事だそうです。 網走沖の流氷を肉眼で見える流氷初日は1月28日に確認しているので、沖合でうろうろしていた事になります。 また、流氷が滞在する期間は平年で81日、昨年は56日で今年はこの記録も更新しそうです。 冬の観光の目玉、流氷が来ないと網走も紋別も始まりません。 今月10日、紋別に行ったときには湾内に蓮の葉氷があり、そこをガリンコ号が運航して大勢の観光客でにぎわっていました。 観光客のほとんどが中国人です。 流氷が来るか来ないかで、一喜一憂するのは観光業者ばかりではなく、漁業者にとっても影響ありです。 流氷が運んでくる、プランクトンはオホーツク海を豊かにします。
 あのクリオネもその一つです。 厄介者の流氷ではありますが、来なきゃ来ないで困ると言うのも皮肉な話です。 紋別での話、観光ボランティアで、長年の流氷を観ているに人は、流氷の形状が変わってきたと言います。 流氷次第で、オホーツクの観光も漁業も生き残れるかと言う事です。