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徘徊ブルース

2017.08.01

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 認知症の人の問題行動の一つに、徘徊と呼ばれるものがあります。 本人にとっては、何ら問題ではなく、家に閉じこもっているのではなく、外の空気を吸いたくなるのは当たり前で、散歩程度の話です。 問題となるのは、家に帰れなくなったり、他人の敷地に入り物を持って行ったり、器物を壊すような事を繰り返すのならばそれは問題行動と呼ばれても仕方のない事です。 今町内に問題行動を繰り返すお年寄りが居ます。 先日、私がホームに出かけようと駐車場を出たら、隣家に警察官3名がお年寄りを保護していました。 どうも、隣家の郵便物やアスパラを持ち帰ったり、家を覗いたりするので警察に通報された様です。 独居の老人で、隣には妹夫婦が居るのですが、疎遠。 娘がいるですがどうも障がいがあり、役場との相談日に姿を現さない始末です。 町内会・行政が支援を申し出ても、家族が認知症を理解できないのであれば、話の持って行き様がありません。 今朝も本人は、注意された家の近くで休憩していました。 次回、この様な事が有れば警察は身柄を確保すると家族に警告していますが、ピンときていないようです。
なぜ支援の手を拒むのか、私達には分からない闇がありそうです。