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引き際

2018.01.12

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 むか~しの選手宣誓では、スポーツマンシップにのっとり正々堂々と戦いますと、声高らかに言いましたが、この度のカヌー業界のスキャンダルはまさにその一線を超えてしまいました。 ライバル選手に対する妬み嫉妬、危機感があったと言い訳していますが、アマチュアでしかもオリンピックを目指す選手にはあってはならない事です。 この事で全てのスポーツ選手はライバルの動向にも油断できなくなりました。 まあ、殺人事件にまでなりませんでしたが、ひょっとしたらそんな事が起きたとしても不思議ではありません。 自分の力の限界を感じたら、引退すれば良いのです。 思い出せば、千代の富士の涙の引退会見は立派でした。 初日貴花田負け二日目貴闘力に負けそしてあの名せりふ「体力の限界・・・、気力も無くなり」本人も泣いていましたが、ファンも大泣きでした。
 あと一回優勝すれば大鵬と並び33回目でしたが、未練を残さない引き際の美学でした。 この度の事件は2020年東京オリンピックに出たいけど出られない、そんな焦りと未練から起こしたのでしょう。 関係者は早めに彼の肩を叩いてやるべきでした。 もっとは自分がその時期をきちんと判断すべきでした。