政府は一定額以上、収入のある高齢者の介護保険料の負担割合を2割とする事を諮問委員会に答申しました。 このままで行くと2015年から負担増になります。 逆に収入の少ない高齢者にとっては区分見直しを行い、それでバランスを保つ考えです。 いづれにしても、介護保険が使いづらくなるのは目に見えています。 特養の入居条件見直し、保険料改定と、当初の予想を超える事態が起こっているからだと言いますが、このような事は分かっていたはずなのです。 いまさら、何を・・・と言いたいのですが、飲み込みます。 先日も家族から、「うちのばあちゃん、このまま置いて頂けるの」と言われました。 認知の程度・収入の事、情報だけが先走り、家族は疑心暗鬼の状態だと思われます。 来年にならなければはっきりしたことは言えませんが、介護の世界にいる者は、想像はついています。 私たちも正確な話を、家族にしていかなければなりません。 ただ、思うにお国の考えで、ルールが悪い方に変わるのはシャクナ話です。
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千日回峰行
お彼岸が終わった24日、千日回峰行を2度行った、天台宗の大阿闍梨、酒井雄さい(さいの字はありませんのでひらがなで)さんが亡くなられました。 87歳でした。 私はNHKのドキュメントで彼の千日回峰行を数回観ました。 気の遠くなる様な修行と言うよりも生死をかけた修行です。 彼が得度したのは39歳の時、47歳で90日間の常行三昧を達成し、54歳で一回目の千日回峰行、半年後に2回目を行い60歳で満行しています。 千日回峰とは比叡山など約4万キロのコースを7年かけて徒歩で順拝し、その後9日間は不眠・断食を行います。 懐刀をしのばせ、途中で断念した場合はその刀で自害するという掟です。 彼はNHKのインタビューの中で、その時の心情を話しています「修行していても煩悩が消えない」とか「生かされている事に感謝して祈った」と・・・。 講話では、簡単に死んではいけないと話したり、世情を話していた様です。 NHKは再放送してくれるでしょう。 見逃さないようにします。
お彼岸終わって
お彼岸が過ぎました。 昨日行った友人の家では、煖房を入れたと言います。 冬支度の始まりです。 お彼岸にお寺に行き、こんな文章を見つけました。 「お年寄りの美しさ」とお題がありました。
美しいお年寄りに逢いたい。
若々しさを誇る美しさではなく
年老いた顔の年輪に刻まれた英知や深いシワの中からのぞく
優しい眼差しに触れてみたい。
そんなお年寄りに出会ったとき、自分の愚かさを忘れ、
安らかな気持ちになれる。
そして、み仏の姿を身近に感じることができる。
この文章を読み終え、自分の周りを見渡すと、生き仏様が沢山います。 私たち介護の仕事は、毎日生き仏様をお世話していると思えば、辛くはないはずです。 介護職の皆さん、仕事に誇りを持ちましょう。
消費税対策
消費税対策をしていますか? ついこないだ税理士が来て、今年の中間決算の話をしたついでに話したのが、消費税の話です。 来年買おうと思うものは、今月中に契約しないと消費税が普通に8%掛ってしまうと言うのです。 私は、来年の3月31日までに契約すれば良いとばかり思っていました。 会えなかったのですが、車のセールスが、しつこく訪ねてきたのが、それで理解できました。 ですから、来年住宅や車、大きな設備投資を考えている人は、そう今月中に急いで契約しなければなりません。 「契約するのは今でしょう!」と言っても、簡単に契約できるはずもなく、お国の思うつぼにはまりました。 3月31日までに建物が完成したり、品物が納入されればそれで良いのですが、それも今一つの所です。
指を銜えて、ただだ、ただだ消費税が上がるのを待つのもしゃくな話です。 なにか他に、消費税逃れの上手方法がないものか、探ってみたいと思います。
中秋の名月
昨晩講演会があり、ホームを出ると行く手の空にま~るいお月様を観ました。 そう、昨晩は十五夜でお月見だったのです。 俗にいう「中秋の名月」と言うやつ・・・。 でも、十五夜のお月様と中秋のお月様は一緒ではないと言う話をご存知でしたか・・・?
昨晩のお月様はその二つが一緒になった、満月だったのです。
要は、十五夜と言っても完全な満月ではないという事です。 今後この二つの条件が重なるお月様を見る事が出来るのは、8年後だそうです。 果たして生きてその満月を見る事が出来るか今から心配です。 7年後に東京オリンピック、そして次の年に中秋の名月、長生きすれば楽しい事がいっぱいありそうです。 昨晩は空に雲一つなく、月もそこそこの大きさと輝きで本当に綺麗に見えました。 見損なった人は後悔すると思いますヨ。
入所条件
特養の入所条件が変わりそうです。 特養入所の事については以前にも書きましたが、このたび国の審議会では入所条件第一は、「要介護3」以上となりそうです。 いや、成るでしょう。 この条件、審議会の中でも激論が交わされたようです。 と言うのも、要介護1.2の人で認知症の症状の重い人で、専門的介護が必要な人を、どうするのかと言う話です。 国の介護の基本方針は在宅です。 家族の負担は大きくなることは明らかで、また要介護3だからと言ってすぐに入所する事は無理です。 近頃は従来の特養を解体しグループホームの様に小規模で地域密着した特養が出来ています。 その様な形態に移行する自治体も増えて来ると思われます。
いずれにしてもこの特養問題、目を離すことは出来ません。
JR北海道
「自分のミスを隠すために、ATS装置を破壊した。」こんな記事が紙面を飾り、TVでも放送され、官房長官が談話でJR北海道の体質改善を担当部署に進言するなど、JR北海道を取り巻く環境は良くなるどころか泥沼状態です。 JRを利用するものにとって残念で仕方ありません。 そもそも自分のミスを後輩に知られたくない、それだけの事で、ここまでするかと思うと同時に、その事実を隠す隠ぺい体質・・・組織としてはトップを初め関係者すべて入れ替えを行う事が必要と思われます。 また、職員の再教育も必要でしょう。
私が口で言うほどたやすいものだとは思っていませんが、信頼回復にはそれしかないでしょう。 近頃は交通事故を起こしても何もせず現場から逃げ去る者や事故を隠す風潮が広がっています。 責任を取ると言う、教育が出来ていない証拠です。 親が子を甘やかして育ている事もあります。 日本人の教育・組織は何時頃からこんな風になってしまったのか・・・責任を取らない政治家や役人を見ていると、そんな気持ちになるのも仕方ないか。
敬老会
昨日は一日中雨降りで、道東でも被害が出たほどです。 一転今朝は晴天が広がっていますが、朝外に出ると空気は秋です。 そんな昨日、ホームの敬老会を行いました。 町内の民謡会の皆様が自慢ののどを聞かせてくれました。 中でも子供たちの歌声は一際、お年寄り達の心に届いたことと思います。 朝から人前で大きな声を出す事は大変な事です。 子供たちはどこからでも声が出ますが、大人はそうはいきません。 途中、歌詞を忘れるハプニングもあり、笑いの中で会は進みました。 後は家族と一緒に食べる昼食です。 一番のおかずは家族の笑顔だと、いつも思います。 ただ近頃は、その家族の顔もなかなか見る事が出来ません。 確かに世の中色々忙しいとは思いますが、ほんの2~3時間をお年寄りの笑顔の為につくって欲しいのです。 今年の笑顔を来年も見れる保証はありません。 と言いつつ、来年も敬老会はやります。 因みに今年は、88歳が二人と長老の103歳は町から記念品を頂きました。
マー君、21連勝
すごいよネ~。 マー君、開幕21連勝! 野村元監督は神の子とたたえ、星野監督も脱帽、往年の稲尾投手になぞらえて、神様、仏様、田中様とまで言われています。 私にしてみれば、先日の日ハム戦で、大谷と投げ合い負けなくてもいいが、マウンドから降ろしてみたかったと思いますが、今の日ハムでは叶うはずもなく・・・。 最近の講演会の中で、人生、斉藤祐樹か田中将大かと例えられることがあります。 甲子園でヒーローになり、大学野球でもヒーローとなり、持っている男ともてはやされ、華々しくプロの世界に入ってきましたが、ご存じ通り。 田中はその悔しさをバネに努力し、今日日本球界の宝に成りました。 ちょっと前までは二人は良きライバルとして扱われてきましたが、今では手の届かない存在です。 でも、人生は分かりません。 斎藤もこの悔しさを乗り越え、もう一度表舞台で活躍してもらいたいのです。 子供たち、いや中年のオヤジに夢をあたえて欲しいのです。 持っている男!斉藤祐樹の復活が見たい!!! 希望です。
収穫祭
収穫祭の時期です。 週末はどこの町でもこの文字が踊ります。
果たして今年は、どの作物の出来が良かったのやら・・・気になるところです。 オホーツク地方の作柄は全般的にイマイチとの話があります。 春先の低温、夏の干ばつの影響でしょう。 ホームの秋大根の生育もイマイチで、どれだけ収穫できるか心配です。 近郊の玉ねぎ畑はいつの間にか収穫が終わり、畑は綺麗なものです。 今年の玉ねぎは、平均小粒の出来だと農家の方が言っていました。 味は変わらないのでしょうが、選別されると結果は一目瞭然です。 ビートも発育が遅れているそうです。 小麦も実が入らず、減収との話・・・。 良いのは「豆」だそうです。 今年はいつになく豊作との話、豆相場が暴落するのではないかと心配しています。 私にとっては嬉しい「あんこ」もののお菓子が食べられるのが朗報です。 TPP交渉が始まり、日本の農業の将来を心配しますが、もともと農業は天候に左右される丁半博打の様なものです。 果たして、今年の結果は丁なのか半なのか・・・。