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浄心

2011.03.25

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 以前にも話しましたが、お彼岸にお寺にお参りに行くとチラシを一杯貰ってきます。 その中の一つに「浄心」と言うコラムがあり、今回のタイトルは「人の痛みを知る」とありました。 読むといつもながらなるほどと思います。 ここで紹介します。 原文
NHKの番組で以前「おしん」と言う番組最終回近くで出てきたセリフの中に「自分が傷ついて初めて人の痛みがわかる」と言うセリフがありました。 たしかに、順風満帆の人に他人様の苦しみが本当にわかる筈がありません。 親をはじめ、つれあいや子供肉親の死に会い、あるいは失恋や事業の失敗、事故天災などの苦しい悲しい目に会ってこそ他人様のそれが、我が事の様に出来るのです。 
 経文に「衆生病むが故に我もまた病む」と示されていますが、この様に慈悲心と言うのは、様々な苦難にあって芽生えて行くものだと思います。 「立ち並ぶ三世の佛ながむれば、みな苦しみに耐えしみ姿」苦しみに耐える事によって一歩一歩我々が佛に近づく事が出来るというものです。 とありました。 人の心の優しさ決して忘れてはいけないと思います。