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13年目

2012.02.21

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 光母子殺人事件の最高裁判決が13年かかってようやく確定しました。 裁判とはこんなものです。 何かもめ事が生じ単純に民事の裁判を起こすなら、暇とお金が掛りますから、よほどの覚悟が要ります。テレビでやっている様に2時間で結果が出るなんて事はありません。 この事件は少年が起こした事件と言うばかりではなく、罪を犯した人間にはどれほどの罰を与えるのが良いのか、残された被害者遺族の対応等いろんな問題を提起しました。 単純な私はハムラビ法典の様に、目には目をと考えてしまいます。 今回の判決でも裁判官の意見が分かれました。 法律のプロでも意見が分かれたのですから、今後も尾を引くでしょう。 被害者遺族の言葉に「どちらが勝った」ものではないと言う言葉は本当にその通りだと思います。 また、被告人の名前も実名報道され、可愛そうな生い立ちも明らかになりましたが、皮肉にもその名前が「孝行」という事です。 今後「死」の恐怖と向き合って生きていく人間が誰に対して「孝行」していくのでしょうか?