記事一覧

医療最前線

2012.04.03

ファイル 798-1.jpg

 先日こんな記事を目にしました。 「ボケ」と「脳卒中」のリスクは歩くスピードと握力で分かると言うのです。 頑固な人・趣味が少ない人等は認知症になりやすい人といわれてきましたが、それにもう二つ、歩くスピードと握力が関係していると、アメリカの国家的調査研究所の学者が研究結果を発表しました。 認知症の中でも脳血管性の認知症の話の様で、歩くスピードの遅い人は早かった人に比べ、認知症の発症リスクが1.5倍も高く、MRI検査でも歩くスピードの遅い人は大脳の総体積が小さく、記憶や言語意思決定などの認知力テストの成績が低いと判明したそうです。 もう一つ、握力の強い人は認知テストの得点が高い傾向にあるのだそうです。  また、歩くスピードと握力の関係は脳卒中の発症リスクにも影響を与えている様です。 同時期の日本の九州大学でも握力と脳卒中の関連を示す研究データを発表ました。 ちなみに40歳以上の人の握力の目安は男性47㌔以上、女性28㌔以上で、ペットボトルの蓋を開けるには20㌔以上必要だそうです。 試してみてはいかがでしょう。