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石川啄木

2012.04.14

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 昨日は石川啄木の没後100年という事で、旭川駅に啄木の銅像ができその除幕式がありました。 石川啄木と言う人は北海道に縁が深く新聞記者として道内各地を転々とし、釧路にもその歌碑があります。 先週釧路に行きたまたま米町公園に寄ると、「しらしらと氷かがやき、千鳥なく釧路の海の冬の月かな」と書いた立派な歌碑がありました。 啄木が釧路に赴任し、夜海岸へ散歩した時の情景を詠んだものなのだそうです。 私のような凡人には思いもつかぬ話ですが、啄木ほど一瞬の輝きを放ち人生を送った人もいないのではないかと思います。 それだから今でも愛好家が多く、その足跡をたどって北海道に来る人が多いと言う話も聞きます。 またその時代に付き合っていた人たちも凄い人ばかりで、夏目漱石、森鴎外、与謝野鉄幹etc、一番の友人が同郷の金田一京助で彼が物心両面で相当啄木の面倒を見ていたようです。 啄木は病弱と貧困暮らしが影響し26歳の若さでこの世を去っています。 まだやりたいことがいっぱいあった事でしょう。