2014.12.06
私のような者が経済を語る立場ではありませんが、円安の進行が止まらない事で、輸入食料品に影響が出始めています。 また、家畜飼料もほとんどが輸入に頼っていますから牛豚、乳製品の値段も上がるのは時間の問題です。 単純に考えても、100円で買えたものが120円となったわけですから、当然この差額が価格に転嫁されるのは当たり前です。 儲かっているのは輸出産業だけで、輸出入のバランスを保つのは、人の知恵では出来ない神の領域です。 選挙の争点はアベノミクスへの評価になりつつありますが、アベノミクスで生活が豊かになったと思っている国民は一人もいません。 大企業では冬のボーナスを増額したところもありますが、ほとんどが現状維持でしょう。 今朝も新聞には大量のチラシが入っていましたが、購買意欲を掻き立てるものはありません。 それでも今月は年末商戦で多少は活気がありますが、来月にはその反動が出るでしょう。 円高・円安経済とは、理屈はわかっていても良い結果を導き出すのは難しい話です。 切ない思いをするのは、いつも庶民だけです。