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パラオ慰問

2015.04.09

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 天皇陛下が太平洋戦争激戦の地、パラオに赴き戦争で亡くなったすべての人の御霊を慰霊しました。 青い海と木々の緑、パラオ諸島のきれいな景色がテレビに映し出されると、本当にここで多くの人の血が流されたのかと疑いたくなります。 現実は1万6千人の命が失われ、パラオでは日本兵1万人のうち、生きて帰って来られたのはわずか33人と言います。 ありがたい事にパラオは親日国、天皇陛下の強い思いが伝わり、島民が熱烈歓迎してくれています。
 一方、政府はアメリカ国防長官と会談し、日米防衛協力の指針について協議をし、対中国を念頭に尖閣諸島・沖縄辺野古・イスラム国等、日本が切れ目なく日米協力が出来ようにする事を約束しそうです。 いずれ、日本は否応なく戦争やテロに巻き込まれることになるでしょう。 天皇陛下は平和を望み、政府は戦いの道を模索する、分かりずらい国になりそうです。 日本国民はその時どちらを選ぶのでしょうか。 この悩ましい問題に直面するのは、余りに日本国民が「出来すぎ君」だからでしょう。 私の中にも、戦争反対と賛成の両方の気持ちが交錯しています。