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北の湖逝く

2015.11.21

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 昨晩、テレビのテロップに北の湖理事長死去と流れ、驚いたのは私だけではなく、北海道民皆驚いた事でしょう。 昭和の大横綱、大鵬とは違う強さが魅力でした。 勝った時のふてぶてしさ、土俵下に落ちた相手に手を差し伸べない、そしてあの仏頂面どれもこれも私の記憶に鮮明に残っています。 輪島との輪湖時代、初代貴乃花や、他にも強い力士は大勢おり終盤戦の相撲はとても面白かった。 大卒の輪島、下積みからの北の湖ファン層も二分していました。 性格が悪く業界から嫌われていたのかと思いきや、引退しても人望があり協会理事長を務めたのは意外でした。 力士の大麻問題などで、後始末は大変でした。 理事長に返り咲き、先日の白鵬の相撲にダメ出しをしたのは記憶に新しいところです。 その北の湖の急逝は、今後の角界に大きな影響を与える事になるでしょう。
 次の理事長選挙は一門同士の戦いとなり、ごたごたするような気がします。 本来ならば、千代の富士が理事長に推されるのが筋なのですが、一門からの信頼がない。 要は面倒見が悪と言う事です。 残るは、貴乃花か? いずれにしても、角界が揺れるのは確かです。 ニンマリしているのは、白鵬だけでしょう。