2017.07.20
昨晩のクローズアップ現代で、改正介護保険の取組みを取り上げていました。 国は介護保険料の抑制を狙い、地域住民の力を借りて、介護予防に取り組むよう指導しています。 大阪市の取組みを紹介していました。 地域住民と保険者である行政が手を組んで介護予防に取り組んでいる姿は、理想的なものでしたが、番組後半映し出された光景こそ、介護現場の実態です。 保険料を抑える事を優先し、今まで使っていたデイサービスを切られた事で、自宅で孤立して居たり、掛かりつけ医との意思疎通が上手くいかず、結果持病が悪化した実態は、差し迫った我々の姿です。 高齢者を支える側の負担を軽くすると言いますが、金銭面にのみ目が向けられ高齢者の実態を見ていません。 我が町は高齢化率は高くても、健康な方が多いのと、ボランティア活動が盛んなので良い現状を保っていますが、それも紙一重です。 公助を削減し、自助・互助を求めますが、田舎に行くほど限界は見えています。 要はマンパワーが足らないと言う事です。 若者の目をもう少し介護に向ける努力・教育が必要です。 テレビに映る独居老人がパックご飯をチンし、卵かけご飯だけを食べる姿は、何ともせつないものでした。