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懲役6年

2019.12.17

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 子殺し、親殺しが日常惨事の時代、東大卒農水政務次官の長男殺害に一審の判決が出ましたね。 懲役6年執行猶予は付きませんでした。 事情が分かってくると、情状酌量があっても良いかと思うのですが、そうはいきませんでした。 裁判員皆さんの意見も分かれたとニュースで知りましたが、刑が妥当なのか考えさせられます。 エリートの父親に不肖の息子そして最後は殺人。 2時間ドラマそのものの様な話が今回の事件です。 息子の人生が狂い始めた時、父親は家にも帰れない出世レースの真っ只中だったのでしょう。 気が付いたときにはどうにもならない状況になっていたのは不幸です。 また、娘さんも将来を悲観し死んでいます。 家庭内の歯車が狂いだすと、家族だけの力ではどうにもならないと言う事です。 そうは言いながら、他人に家庭内のトラブルを相談する事はこれまた難しいものです。 判決で執行猶予が付かなかったところはそこにあります。 エリートだったがゆえに相談が出来ず、追い詰められていく姿が裁判を通して明らかになりました。 地域からの嘆願も無いと言う事は、ひたすら隠していたのが分かります。
二審では情状酌量を付けてください。