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たけしさん逝く

2019.12.18

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 昨日、午後病院からたけしさんが亡くなったと連絡がありました。 10月までホームに居たのですが、食事が摂れなくなりやむなく入院、家族の希望はホームでの看取りでしたので、一時的に体力が戻ればホームに帰って来る予定でしたが、病院では帰宅は出来ないと言う判断がなされました。 先日行った全体会議の席でもたけしさんの話になり、見舞いに行く予定でしたが残念な結果となりました。 10年前のたけしさんはバリバリの認知症で、ホームに来るまではあちこちで問題を起こしていました。 ホームに入っても、ある物に対する思い入れが強くそれが薄らぐまでに3年ほどかかりました。 思い入れは、車です。 若い頃は車の整備士をしており、認知症でありながら車を運転し、事故起こし新車を潰したほどの方でした。 ですから、夕方になると車を取りに行くと言いだしたら誰が止めてもダメでした。 後半はそれも忘れ穏やかな生活を送り、ホームの菜園づくりを手伝ってくれたり、除雪をしてくれたりと思い出がいっぱいです。 たけしさんとは網走の病院の行き返り、昔話に花が咲きました。 今私が認知症の人を少し理解できるのは、たけしさんのお蔭です。 有難うございました。 合掌