2020.08.11
黒い雨、井伏鱒二の小説がありました。 広島で原爆投下後に降った黒い雨にうたれた人がその後被爆者となり生きていく話です。 今年で戦後75年が経ち、戦争の記憶は薄れていますが、いまだにその黒い雨にうたれた人達が裁判を起こしているのは今まで知りませんでした。 一審では勝訴しましたが国は広島県・広島市を抱き込んで控訴する事を企んでいます。 一定の区域外に居たとか居なかったとか言う問題ではなく、人として救済すべきでしょう。
巻き込まれている、広島県も広島市もいい迷惑です。 それを認めたところで国にどれほどの損害が生じると言うのでしょうか。
ただのメンツにこだわっているとしたら、とんでもない話です。
ここはきちんと補償してあげましょうよ。 たった80数名の話でしょう。 コロナの菌を無責任にばら撒いている若者と比べる訳ではありませんが、なんの落ち度のない人達をこれまで放って置いたかです。 韓国的に言うと、日本ではなくアメリカを相手に訴える事なのかもしれませんが。 ここは大人の対応をしてもらいたいものです。 日曜日NHKでアニメこの世界の片隅でが放送され、私は見ました。 これを観た日本人なら、控訴など考えないはずです。