大地の詩、留岡幸助物語を見てきました。 山田火砂子監督が昨年網走市で「筆子その愛」を上映した時、次回留岡幸助を取り上げ映画を作ると言っておられ興味が有りました。 その時資金難の話しもあり、若干の製作協力費を出したところ、チケットが届き妻と一緒に観てきました。 留岡幸助は日本の社会福祉の先駆者で今で言うところの児童自立支援施設の発案者であり実践者です。 遠軽にある北海道家庭学校の創始者でもあります。 子供が親から虐待を受け行き場が無くなり非行に走る。 その様な子供を一人でもなくしたいという考えから、子供達を引き取り農業や酪農をしながら家族同様に愛情を注ぎ社会に送り出すと言うものです。 彼自身の生い立ちや時代背景も複雑で、今とは比べ物にはなりませんが、非行や家庭に恵まれない子供達が減らない事は残念です。 面白味の無い映画ですが、一度観るのも良いかと思います。 私の好きな女優の笛木優子さんが劇中で留岡の後妻役で出ていて嬉しくなりました。 本当、甘いものと綺麗な女優さんに目がありません。
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国政調査
国勢調査の結果が出て、美幌町の人口が21581人となり、前回調査から1238人減りました。 網走管内全体で言うとピーク時から3割り減り、31万人を割って30万9961人となりました。 少子高齢化がはっきり現れています。 今後問題は、高齢者を支援をする若い人達を確保できるのかが心配になります。 この現象は美幌だけではなく、他の町村も皆同じで遠からず、広域で考えなければならない話です。 財政が苦しいからと言ってこの問題を棚上げするわけには行きませんが、まだそれを実感したり危機感を持っている人は一部の人に限られています。 あまり嬉しい数字の発表ではありません。 何とかして人口の流失を防ぎたいものですが、不況で地元に仕事が無ければ、仕事を求め町を出るのもいたし方ありません。
これもまた、負のスパイラルなっています。 頭痛の種です。
方便
どこかの国の元首相が、「最低でも県外」などと言い、それが出来なくなると「米軍の抑止力が必要」と言って話を反故にしてしまい、挙句の果てには、そう言った事は「方便」だったとのたまう。
これにはお釈迦様も呆れてしまうでしょう。 方便とは仏教用語でウバーヤ、悟りに近づく手段とあります。 仏の教えは難しく多くの人々はなかなか理解する事が出来なかったので、教えを理解広めるために、たとえ話をして人々に理解してもらったとか・・・。
ただその中で、悪いたとえでもそれが正しく理解されればそれも良しとするのが、ウソも方便。 それを今の政治家ははき違いしていている。 一国の元首相が国民を騙しても平気な顔をしている。 また、それを擁護するやからもいる。 いったいこの国の政治家達は良心や道徳を何処に忘れてきたのだろうか? たぶん彼は短期記憶障害を患っているのだと思う。 私の診断だからあてには成りませんが、早く専門医を訪ねるべきだと思います。
無縁社会
NHKのドラマが面白く、ハマっています。 朝のてっぱん・火曜日の49日のレシピです。 この2本のドラマを通してNHKが今訴えている、「無縁社会」を断ち切ろうという強いメッセージを感じます。 先週放送されていた「無縁社会」皆さんは見たでしょうか? 高度成長期にはだれも考えもしなかった事ですが、雇用の不安定や少子高齢化、今後超高齢化社会になる現実を見つめると一刻も早く無縁社会との縁を切らなければならないと思います。 また、この無縁社会が高齢者だけではなく、十代の若い人達にも絶望感が広がりを見せており、その不安に怯えている事は大きな問題です。
私はボランティアで高齢者の方にばかり目を向けていましたが、十代にまで広がっているのにはショックです。 高齢者が最期まで安心して暮らせる町づくりなどと言っていましたが認識を変えなければなりません。 特効薬は無いでしょうが、これ以上広がらないようにしなければ、この国の未来はない事は確かです。
「無縁社会・自殺大国」負の連鎖を断ち切りたいものです。
別無工夫
先週末はそば打ちの修行のため紋別に行っていました。 そこでそば打ちの奥深さを又知りました。 それが「別無工夫」と言う言葉です。 東京から来られた、寺西恭子先生に私の延し棒に書いていただいた言葉です。 寺西先生は素人そば打ち最高段位で、第8代全国名人でも有り私が教えていただいている、折笠名人が師と仰ぐ人です。 「別無工夫」とは臨済宗の高僧夢窓国師が書かれた書の話しですが、別に工夫無しと読みます。 人生は山有り谷ありで、だれでも人生の底にいる時何とかして早く抜け出そうと自分なりに工夫しますが、そんな工夫はしなくても良いと言う事だそうです。 つまり、工夫する時には過去の経験を反省したり、将来の不透明に不安を感じてあれこれするのですが、そうすると「こころ」が「いま(現状)」から離れ、「こころ」が安定性を失い、不安定な心では解決できない。 そば打ちも、上手く打とうと変な工夫や無駄な動きをしない。 今その時のそばをシンプルかつ真剣に打つ。 その境地には死んでも届きそうにありません。
GDP
GDP国内総生産、国内で新たに生産されたモノやサービスの付加価値の合計額事です。 中学校で習った気がしますが、日本のGDPは1968年に当事の西ドイツを抜いて2位になって以来42間維持してきたりましたが、この度世界第3位になりました。 当然第2位の座に着いたのは中国です。 ドル立て言うと、日本は5兆4742億円中国は5兆8786億だそうで、こんな小さな日本が今まで2位の座に入れたこと自体が不思議なぐらいです。 これから日本は働く若者が少なくなりますから、2位返り咲く事は無理な気がします。 右肩上がりの成長の時期は終わりました。 お金が無くても心豊かな国になり、世界第1位の座に付いて欲しいものです。
聖バレンタインデイ
本日、人によっては待ちに待ったバレンタインデイ、愛を告白する人・義理チョコをもらって喜ぶオヤジ?(自分)、人間の喜怒哀楽が渦巻く一日です。 紀元3世紀、日本で言うと邪馬台国の時代にキリスト教の司祭だったバレンタインが当事のローマ法で禁じられていた兵士達を結婚させた。 そのことで投獄され、2月14日に処刑された日だそうです。 死後、この博愛の精神がローマ帝国の民衆の心を掴み、彼を聖バレンタインと呼び、恋人達の守護神となりました。 日本では昭和33年頃からこの風習が始まった様です。 近年のバカ騒ぎをバレンタインはどう思っているのでしょうか?今年はチョコレートの原料のカカオ豆の輸出が制限されていて、少々お高くなっているとか、聖バレンタインの命日にチョコレートを食べながら手を合わせ、平和な国に住んでいる事を感謝してもいいのではないかと思います。 また、チョコレートを貰えなかった男性は男の器量はチョコレートの数ではないと、心の中で小さく叫び、再起を誓いましょう!
フェイスブック
エジプトの内乱に一枚かんだのは、フェイスブックだと言われています。 フェイスブックとは何者かと思い調べてみると、2004年ハーバードの学生、マーク・ザッカーバーグという人が考え出したとか。 きっかけはハッキングで得た女子学生の身分証明書をネット上で公開し、公開した女子学生の顔を比べて勝ち抜き投票をさせると言うゲームを考案したのが始まりで、その後学生が交流する「ザ・フェイスブック」と言う交流サイトを始め、今では全世界77カ国で5億人に利用されています。 元々見知らぬ人達のがゲームを通じて交流したり意見交換したり使い方は様々です。 携帯電話からもアクセスできるので幅広い人達に指示されています。 日本でも2008年に使用する事が出来る様になり、180万人が利用していて、世界の情報が瞬時に手に入れることが出来ます。 2007年にはマイクロソフトがフェイスブックと広告の独占契約を結びその出資額は264億円、フェイスブック自体の評価額が1兆6500億円と言うのですからとてつもない話です。 マーク・ザッカーバーグ、1984年生まれの26歳、これからどうするの?
エジプト
元気なうちに行って見たい国の一つにエジプトがあります。 エジプトに行った人の話を聞くと、カイロの街からすぐのところにピラミッドあり、砂漠をラクダに乗っていくイメージとは全く違うんだそうです。 また、ピラミッドの周辺は出店や売り子が多く日本人は良いお客さんだとも行っていました。 よそ見をして、タクダのウンコを踏まないようにとも言われましたが、そんなのんびりムードのエジプトが今大変です。 テレビでも放映していますがエジプトの人々が、暮らしに困窮している事や、ムバラク大統領が30年もの間独裁政治を続けていた事に、平和ボケした私は全く知りませんでした。 むしろエジプトは中東でもわりと穏やかな国だとばかり思っていました。 考えれば中東は難しい国ばかりですから、いつ戦争になっても不思議ではありませんが、貴重な文化財が盗まれたり壊されたりするのは非常に残念です。 私が行ける頃には平和になっていてもらいたいものです。 ラクダに乗って砂漠を行く・・・イイヨね~。
値上げの足音
春に向け、物価値上げの足音が聞こえだしてきました。 毎年言われてきた異常気象、昨年はその最たるもので世界中で農業生産物の不作が公表されてきています。 身近な事では、以前話した砂糖の問題です。 世界的に砂糖の原料不足が明らかになり、値段は4倍に跳ね上がっています。 末端ではその影響がまだ出ていませんが、時間の問題でしょう。 トイレットペーパーも値上げの構えを見せています。 鳥インフルエンザで鶏肉や卵、加工品の値段も上がりそうです。 値上げする物は、まだ他にも沢山控えています。 不景気で所得が上がらない今、食料品や生活用品の値上げは、年金生活者や育ち盛りの子供を抱える家庭に与える影響は大きなものになるでしょう。 今の国の農業政策では、どこかの国の様に食うや食わずの生活になるのは明らかです。 年度内に国家予算が成立しなければ、一体どうなるのでしょう。 不安な春が待ったなしで近づいています。 先行き不安を感じているのは私だけでしょうか。