2009.12.26
今年の自殺者の数が先月までに3万人を超え、しかも12年連続で3万人を超えるどころか3.5万人に達する勢いです。 3.5万人とはどれくらいの人数かといってもピントこない人に、美幌町が2.2万人、津別町6千人、大空町9千人合計3.7万人ですから毎年この3つの町から人が居なくなる事になります。 もっとわかりやすく言うと毎日100人が自殺で亡くなっていると言う事です。
WHO(世界保健機関)が調べた国際比較では、日本の10万人当りの自殺者は23.7人で、アメリカの2倍以上、イギリスの3倍以上となっていて先進諸国の中で一番の自殺率ですが、これには文化や宗教観の違いもあると思います。 では何故日本人は死にたがるのか?
①バブル崩壊とリーマンショックによる不景気、借金苦、②病気
私は大きくこの二つだと思っています。 特に①による自殺者は、高度成長期に明日は今日より良くなると信て頑張ってきたのに、今は明日は確実に今日より悪くなる社会となり絶望感だけが漂っている事です。 もはやこの国は、政治も宗教も力を失い、人の命は軽んじられ、自殺問題に見て見ぬふりをするこの世は「末法の世」である。 つづく