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他力本願

2010.05.01

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 ご存知の言葉『他力本願』です。 では意味は・・・。 そう、何事も他人の力を借りて物事を成就する事、ではありません。
 私も他力本願をそう思っていました。 ここで本願寺浄土真宗のみ教えから言葉を引用すると、「他力と言うは如来の本願力なり」と書いてあります。 如来から私に向けられたはたらきであって、自分の望みを他人まかせにすることではないと書かれています。  根本的に意味を間違えていたようです。 人は死ぬと極楽浄土に行きたいと誰もが願っています。 それは自分の力(本願)では成就できません。 阿弥陀如来は私達を救わんと常に寄り添い、南無阿弥陀仏と唱える事で、われにまかせよ言って浄土へ導いてくれる如来の力を他力と言い、自分の本願が成就できると言う事です。
 今までなんと言うバチ当たりな使い方をしていたことか、これからは自力を持っているなどとおごった気持ちを捨てて、生かされ守られているという謙虚な気持ちを持つことで、私の本願が成就すると分かりました。 昨日も言いましたが私の家は、真言宗です。