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献水

2012.08.09

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 8月と言う月は日本人にとって暑く、重苦しい月です。 広島・長崎と原爆を落とされ、15日終戦を迎えますが戦争を知らない私でもその悲惨な状況は分かります。 今日は長崎に原爆が落とされた67回目の慰霊の日です。 灼熱の炎の中で水を求めて亡くなった人たちのために、慰霊碑の前に「献水」をしその魂を鎮め悲惨な戦争を二度と起こさないと誓う日です。 たった幾人かの誤った判断の下、日本人は大きな犠牲を払いました。 トップの判断次第で人の命は軽く扱われます。 原発事故しかり、当時の状況が明らかにされ始めると、トップの判断のずさんさ現場からの逃避、無責任な人間の集まりです。 この様な人たちはいまだに謝罪の言葉もなく、お盆に故郷に帰れない人たちの怒りをどこに持って行けば良いのやら・・・。 日本の政治家も同様で、この国には責任を取れる人がいない事だけは明らかになりました。 総理大臣が献水しても死んでいった人たちはその水を飲むでしょうか?