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血管内治療

2013.08.03

 医学の進歩は凄まじいと感じさせられました。 昨晩、北見で行われた「脳卒中研究学術講演会」の話です。 いわゆる脳卒中、脳梗塞・脳出血・脳腫瘍は頭を開頭しなければなりませんでしたが、今は切らずに血管からカテーテルを通し、ピンポイントで出血部をふさいだり、詰まった血管内を削ったり、溶かしたり、破れそうな血管を補強したりとあらゆる事が出来るようになりました。 そうする事は患者に対する負担を軽減する事が出来る他、手術時間が大きく短縮されます。 そこには、技術の進歩と機械・器具・薬の進歩もあります。 血管内治療は今までも行われていました。 我が父もその恩恵を受けた一人ですが、それは心臓でのことです。 脳卒中の分野にも、これが使える事は朗報であります。 残念なのはオホーツクにはそれを出来る医者がいない事です。 一日も早く脳血管治療医が着任する事を期待します。