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藤圭子

2013.08.23

 今日はやっぱりイチローではなく、藤圭子でしょう。 彼女がテレビに出始めたのは、私が中学生の頃でしょうか。 可愛い顔をしているのとは裏腹にどすの利いた低い声、しかも巻き舌で歌う彼女の歌に何か暗いものを感じました。 歌っている彼女の眼には明るい光を感じませんでした。 原因は彼女の生い立ちにある様ですが私には良く分かりません。 その反対に彼女の娘宇多田ヒカルは、彼女の才能を受け継ぎ、現代若者たちに人気がありますが、宇多田ヒカルも今一つ眼に光がない様に思えます。 彼女も今後マスコミの興味本位の報道に振り回されることになるでしょう。 でも、藤圭子の歌は心に残っています。 「夢は夜開く」を初め数々のヒット曲を出しましたが、彼女の歌うのは、「演歌」ではなく「艶歌」でもなく「怨歌」だと言う作家の先生もおり当たっている気がします。 今テレビに流れる藤圭子の姿は40年も前の物で、現在の藤圭子を見ても誰も彼女とは見分けがつかないでしょう。 長い時間の間に姿かたち、心も変わってしまったのかもしれません。