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千日回峰行

2013.09.26

 お彼岸が終わった24日、千日回峰行を2度行った、天台宗の大阿闍梨、酒井雄さい(さいの字はありませんのでひらがなで)さんが亡くなられました。 87歳でした。 私はNHKのドキュメントで彼の千日回峰行を数回観ました。 気の遠くなる様な修行と言うよりも生死をかけた修行です。 彼が得度したのは39歳の時、47歳で90日間の常行三昧を達成し、54歳で一回目の千日回峰行、半年後に2回目を行い60歳で満行しています。 千日回峰とは比叡山など約4万キロのコースを7年かけて徒歩で順拝し、その後9日間は不眠・断食を行います。 懐刀をしのばせ、途中で断念した場合はその刀で自害するという掟です。 彼はNHKのインタビューの中で、その時の心情を話しています「修行していても煩悩が消えない」とか「生かされている事に感謝して祈った」と・・・。 講話では、簡単に死んではいけないと話したり、世情を話していた様です。 NHKは再放送してくれるでしょう。 見逃さないようにします。