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良寛禅師

2014.08.19

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 良寛禅師は江戸後期の曹洞宗の僧侶で、歌人・漢詩人・書家としても後世にいろんなものを残しています。 新潟の庄屋の家の長男に生まれ、庄屋見習いをしていた18歳の時に出家し、34歳で諸国修行に行き、宗派を問わず仏教を広めた人です。 彼は生涯寺を構えず、妻子を持たず、物質欲も持たない清貧な人でした。 子供好きで、子供の純真な心こそが真の仏の心と解釈し、朝から晩まで子供と手毬をついたり、かくれんぼをして遊んでいたと言います。
 前置きが長くなりました。 その良寛禅師が良からぬものと思ったのが、次の事柄です。 1・言葉多き、2・差し出口、3・人の言葉を笑う、4・物知り顔の話、5・返すと言って返さない、6・人に別れて後、その事を他人に語る、7・俺がこうしたと言う、8・あくびと共に念仏をする、私にとって、普段の行動そのものです。 実に頭や耳や心が痛く、嫌な汗が出て来ます。 大人になり、世渡りをしているうちに、こんな人間に成ってしまいました。 お盆に限らずお寺に行くと、毎度自分の不徳を仏様に指摘されます。