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そのうちに

2014.08.20

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 相田みつおの詩に、「そのうちに」と言う詩があります。
そのうちお金がたまったら、そのうち家でも建てたら、そのうち子供からてがはなれたら、そのうち時間のゆとりができたら、そのうち・・・そのうち・・・そのうち・・・と、できない理由をくりかえしているうちに、結局は何もやらなかった 空しい人生の幕がおりて、頭の上に淋しい墓標が立つ そのうち そのうち 日が暮れる いま来たこの道帰れない 人間の心には、うわべの心と願いの心の二つがあるんだそうです。 うわべの心とは、一度きりの人生楽しんだらいい、苦しまず損せず楽しく生きようというものです。
 願いの心とは、一生に一度くらい霊場にお参りしたいと言う心ですが、それにはお金がかかり、石段を登れば体が苦しくなります。
 その願いの心は思うだけで、すぐに消えてしまうと言うのです。それを、相田みつおの、そのうちにの詩が言い表して言うと言うのです。 平成27年は高野山開創1200年記念大法会になります。 チャンス到来かそれとも、お寺のコマーシャルに引っかかったか?
 皆さん、「そのうちに」と言う言葉上手く使ってはいませんか。