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東藻琴佐々木旅館

2016.01.30

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 昭和の香りのする、東藻琴の佐々木旅館?食堂?が、いよいよ本日で閉店です。 私は昨日のお昼、いつもの醤油ラーメンと小ライスを食べ、お別れをしてきました。 普段、昼食時でも客はまばらなのですが、ここ暫くは忙しく皆ヘトヘト状態だと言いました。  1953年創業63年の営業と言います。 閉店の話は早くからあり、ここでも後継者が居ないのが決断の理由です。 以前にも書きましたが、佐々木旅館の思い出は子供心にも強烈に残っています。 2階の宴会場には、今ではお目にかかれない、置物や調度品があり、昭和レトロ丸出しです。 宴会で使われる食器類も年季の入った物です。 普段気が付かないものが、閉店の言葉を聞いただけで、光り輝いて見えました。 そう、食堂にはミドリカメが大きくなったのが2匹いましたが、それも居なくなっていました。 この辺りでは珍しい細麺で、何の変哲もない醤油ラーメン、むしろしょっぱいくらいなのですが、閉店近くなってから美味しく感じられたのは何なのでしょう。 いずれにしてももう食べる事は出来ません。 最後の一杯だからいつもより時間をかけ味わい、汁を全て飲干そうと頑張りましたが、いつも通りしょっぱくてダメでした。