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ガッカリ

2018.08.30

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 私には行きつけの店が何店かあります。 皆さんも、ご贔屓と言うかお気に入りのみせがあるでしょう。 昨日、久しぶりにお気に入りのそば屋に行きました。 その店ではいつも同じものを注文します。 いつもの品が届き、見渡した時にいつになくそばが黒いのです。 挽きぐるみに変えたのかと思いながら、一口入れると頭の中で???と回路が回り始めました。 次に眼鏡をはずし、箸ですくったそばを、しげしげと眺めました。 太さ切りは変わりませんが、食べると蕎麦用語でいうところの「歯ぬかり」が半端ないのです。 今どき立ち食いソバでもこの食感は味わえません。 やっぱり違うと確信しました。 今までのそばは、美味いとまでは言えませんがそれなりに歯切れの良い食感でした。 10年以上通い続けているので、私の舌が鈍ったとは思えません。 親方の後ろ姿を見て、何とか食べようと試みましたが、無理でした。 殆ど残しました。 このメッセージをどう受け止めるか、このヒドイ食感が消えた頃にもう一度だけ食べに行こうと思います。 その時、元に戻っていなければ、二度と行くことはないでしょう。 食べ物で期待を裏切られるのは、ガッカリの極致です。