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蛍草

2019.09.09

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 ブラックアウトから一年、人々の心の傷跡は未だ癒えていませんし、インフラの整備も半ばです。 仮設住宅の入居期限が迫っている人々も、これまた生活再建のめどがついていないと言います。
 ましてや高齢者は生活再建を考えるどころではないでしょう。 国は災害に強い国、強靭化計画などを打ち出していますが、所詮自然災害には勝てるはずがありません。 テレビで山が崩れた処が、コンクリートで覆われ、見た目は良く見えますが、同じ規模の地震が起こればひとたまりもないでしょう。 それじゃ、先祖代々の土地を捨てて、新しい職に就くと言っても容易な事ではありません。
 オホーツクは幸い災害の少ない土地柄ですが、対岸の火事とは言っていられません。 今朝も台風が首都圏を直撃しましたが、いつかは我が身に降りかかるのではないかと心配しています。 ブラックアウトではなく、台風で停電しただけでも私達の様な施設はまさに死活問題です。 間もなく山では雪のの話になるでしょう。 今年の冬は穏やかである様、神仏にすがるほかないと私は思うのです。 地震予知・災害予知の研究にもっと国はお金を出すべきです。 結果AIが私達を守ってくれる時代になります。