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身体拘束

2019.09.12

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 昨晩のクローズアップ現代取り上げらていた、医療機関で日常的に行われている身体拘束の現状に、肯定と否定の気持ちが交差しました。 身体拘束と言われると、精神科の病院を想像しますが、今は急性期の病院でも良く見かけます。 ホームにも身体拘束に対するアンケートが来ますが、果たしてその結果が有効に反映されているか疑問のところがあります。 昨晩のテレビでは身体拘束をされた結果寝たきりになり生死を彷徨った高齢者が拘束を止めた事で元気な姿に戻った事例を放送していましたが、それは本当に良かった事例で全てがそれに当てはまるものではありません。 身体拘束をする理由はいくつかあり、入院すると必ず同意書を書かせられます。 人手不足が理由の拘束は✖、認知症だから拘束✖、点滴を抜いてしまうや自分で体を傷つける等の命に関わる拘束は○と私は考えます。 ベットに柵を施すのも○とします。 この○としたのもルールとしては✖です。拘束には明確なルールと運営設定が必要です。 拘束に対する職員教育も欠かせません。 拘束は必要悪だと、開き直り誰でも彼でも威張りつける風潮に警鐘を鳴らしたのは確かですが、理想と現実はあまりにもかけ離れています。