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新災10年

2021.03.11

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 今週に入って各テレビ局は待ってましたとばかりに、被災地の震災10年を一つの節目として取り上げています。 そして今日は3・11忘れもしないあの日です。 朝から流れる映像は被災地の近況や残された人々の姿、そして災害当日の津波の映像です。 正直なところ、気持ちが滅入ります。 地震大国日本ですから、いつかはこの地域も震災に見舞われる事もあるでしょう。 また、胆振東部地震による、ブラックアウトを忘れる事は出来ません。 それを踏まえ気持ちの準備と言うか覚悟は出来ているのですが、果して本番となると予定通り動けるかです。 放送で気になるのは、ハード面は出来上がっているのですが、住民の表情がイマイチ暗い事です。
 それは、コロナに由来しているところもあるでしょう。 しかしながら、被災地の方が思っているのは、家族・知人を亡くし街の姿が大きく変貌した事による寂しさが未だ埋められないという事です。 時間が流れれば記憶が薄らぐと言う人いますが、実際は時間がたつほどいま生きていればと言う口惜しさ無念さから逃れられない人が大勢いると言う事です。 被災時間に合わせて、縁もゆかりもない人達に手を合わせてみませんか。