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アウトリーチ

2012.06.12

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 最近医療が取り組んでいる事の一つに「アウトリーチ」があります。 医療を中心に地域包括、ソーシャルワーカー、保健師、看護師、介護士、理学作業療法士等あらゆる職種の人たちがチームを作り、引きこもりや認知症などで家から出られなかったり、医療との連携が取れない人たちに、こちらから出向いて行ってアドバイスをしたり専門医につないでいくという取り組みです。 格差社会の中に埋もれてしまう高齢者や障がい者の数は年々増加し、それに伴う痛ましい事件も多数起きています。 今まで行政の目が届かない所に医療が出向いて行って手を差し伸べるなどという事はありませんでした。 病院の中には訪問医療に積極的に取り組む方もいますが、それは以前から診療を受けている方が通院できなくなったからで、仕方なくと言うのが本音のはずです。 この取り組みには苦労や問題点がある事は分かっていますが、これが定着してくれると高齢者は住み慣れた地域で本当に最期まで生活して行く事が出来るのです。 アウトリーチが広がる事を期待します。