2012.06.20
6歳未満の男の子に脳死判定が行われ、脳死と判定され、心臓・肺・肝臓・すい臓・腎臓・小腸・眼球の提供が行われのはご存じでしょう。 苦渋の選択とは正にこの事だと思います。 両親親族8人の総意で決定したという事ですから、色んな葛藤があったと想像できます。 この問題でも賛否両論があります。 通常脳死状態になると10日以内で心臓が停止し、死を迎えるのが医学界の常識だそうですが、中には脳死を宣告されても21年間生き続けている例もあります。 子供の場合たとえ脳死状態でも奇跡が起こる可能性もあるのです。 まだ温もりのある我が子の命を医学の常識で決める事にも抵抗がありますが、逆に臓器を移植された方々が死んだ子以上に成長し長生きしてくれたらこれはこれで嬉しいのですが・・・。
日本人の倫理観と欧米人のそれとの違いは大きく、老人子供でも助からない者は、それを必要としている人に提供し有効に活用してもらうと言う割り切りです。 この考えは今後広がりを見せる事でしょう。 私も助からない病なら、尊厳死を宣言します。