2014.07.16
「北鎮館」この字、ホクチンカンと読みます。 旭川の護国神社とスタルヒン球場の向かい側にある建物です。 何を展示しているかと言うと、北海道の防衛と開拓にたずさわった、屯田兵や旧陸軍第七師団(正確には第ナナではなく、しち師団と呼ぶのだそうです)の歴史と現陸上自衛隊第2師団の活動などが展示されているところです。 中には2500点ほどの展示品があり、北海道開拓に尽力した屯田兵たちの当時の生活様式や、日清・日露戦争・世界大戦にどう関わったのかや、その後の自衛隊の災害派遣や国際貢献の様子が分かります。 特に北海道開拓に尽力した屯田兵の生活を再現した所などは、北海道の過酷な自然環境の中で良く絶え抜いたものだと思います。 屯田兵と言う呼び名の響きは良いのですが、その生活たるや、15坪ほどの一軒家に3家族が一緒に住み、夏は朝5時から夜8時まで荒野を開拓し、冬は厳寒を板壁一枚でしのぐという生活です。 相当の使命感と覚悟が当時の人は持っていた様です。 一度立ち寄って観ても良いのではないかと思います。 自然に感謝の気持ちと平和の大切さを実感できます。