2014.07.25
最高裁が裁判員裁判の判決を取り消しました。 理由は「他の裁判との公平性を保たなければならない」と言うのです。 一審・二審の裁判官は、その量刑を支持したにもに関わらず、最高裁がそれを覆すと言うのはいかがなものかと思いませんか? これって、一人殺せば10年、二人殺せば無期、三人で死刑という事が、事前に決まっているという事でしょう。 今回の事件は両親が我が子を虐待死させたものですが、裁判員はその所業があまりにもひどく、情状作量の余地もないと判断したのと、死んだ子供の無念を償うのにはそれだけの時間が必要だと裁判員が熟慮の結果、下したものです。
決して感情のままではないと思います。 また、最高裁は身内の裁判官にもダメ出しをしています。 これも、気にかかる事です。
この事は、今後裁判員を引き受けるにおいて大きな問題になる事は間違いありません。 先日の親子関係の判決もそうでしたが、時代感覚のズレた話でした。 次回の総選挙の時には、最高裁判事の承認については簡単に○印を付けず、誰がどんな判決を下した人かプロフィールを付けてもらいたいものです。