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地域医療

2019.06.07

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 今朝の新聞の地方版に、オホーツク地区の脳疾患患者の緊急受け入れ先になっていた、網走の病院が受け入れも手術も出来ないとありました。 理由は人出不足、1月に54人いた看護師が6月には36人に減り、国の脳卒中集中治療室基準に満たないのがその理由と言います。 今後は北見赤十字病院に搬送する事になるとありました。
 この記事が出たのは、斜里町国保病院が主催した説明会に、町民180人が集まった事からも、事は重大です。 何より、搬送時間が斜里から北見まで約90分かかります。 今までは患者を発見し、斜里国保病院から網走まで40分で着きましたが、今度は北見日赤まで50分プラスの90分となると、助かる確率や術後の後遺症リスクも高くなるのは間違いありません。 地域の守り神的な病院がこの様な状態になった事は、残念と言うより高齢者にとっては大きな不安材料となりました。 系列の病院には、美幌在住のF医師が居り、ホームのお年寄りの中にも診療を受けた人も居り、急変があれば網走に運ぶ事になっていましたが、それも再検討しなければなりません。 高度医療は田舎では受けられなくなると言う事でしょうか?