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小説家

2010.03.20

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 冬に札幌に行くときは、いつも朝一のJRに乗ります。 乗るとすぐに朝飯を北見までに食べ、それからJRの小冊子を読みます。 というのも寝てしまうと、遠軽のスイッチバックで起され、その後は眠る事が出来ませんから、なんとしても遠軽までは起きて居たいのです。 その中に北海道滝上出身の小桧山 博のコラムを読みますが、さすが小説家この度も読みましたが、はじめ大して面白くない話かと思えば、最後の数行でほろっとして作者の思いが一度に伝わってくるのです。 小桧山作品は題名からして暗く、陰気なものばかりですが、文章を書いて他人が読んで、読んだ人間が感動を覚える、私にはとてもすごい事に思えます。 是非、爪の垢を煎じて飲ませてください。 そうすると少しはまともな文章が書けると、勝手に思っています。 今月のコラムは良い・・・JRに乗って読んでください。 今私は、夕張出身で中標津で執筆活動をして、先頃直木賞を取った佐々木譲に凝っています。 女心が繊細に書かれているところが好きです。