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太宰の日

2011.06.16

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 昨日は太宰治の日でした。 私も知らなかったのですが、カーナビが教えてくれました。 で、朝車でホームに着くまでにどんな本を読んだか考えてみると、走れメロス・斜陽・人間失格・キリギリスetcなどが浮かびました。 彼は生涯、短編・長編をあわせて225本書いています。 ですから私の読んだ本など太宰文学のほんの触り程度ですが、受けた影響は大きなものがあります。 私の太宰の本のイメージは、なまり色の空・吹雪・荒波と明るいものが思い浮かびません。 ですから気持ちが落ち込んだときに読むにはぴったりの本です。 決して東北人が皆根暗なわけではないのでしょうが、彼はお国なまりに相当のコンプレックスを持っていました。  ですから無口で陰のあるところが魅力で、女性は不思議と寄り付いてくる、見習いたいものです。 また彼は頼まれると断れない性格から、何回も心中を行い最後には本当に死んでしまう。 ちょっと似ていますが、私にはそこまでの勇気はありません。 ですからこのままだらだらと生きていくのだと思います。