2012.09.29
国は厚生年金基金を将来的に廃止する事を決めたようです。 AIJ投資顧問の年金消失問題が起こったことがきっかけとなりました。 厚生年金基金を運用している572基金のうち286の基金で一兆円を超える赤字が発覚し、国も態度を決めました。 今まで国は厚生年金基金の一部を国に代わって運用する事を認めていました。 各年金基金機構は一定以上の配当を会員にするために、株や投信に手をだしました。 リーマンまではそれも良かったのですが、リーマン破たん以降、ことごとく運用に失敗し中にはAIJの様なうまい話しに引っかかり、逆に国に損失を返さなければならない基金が出たのです。 今まで預けていたお金が無くなり、国から借りたお金も返さなければならない事になり、預けていた加入者は踏んだり蹴ったりです。 老後の蓄えを無くした加入者もいます。 ほとんどが運用に失敗していますが、中には健全運営をしている基金もありますが、この後始末はそう簡単にはいかないでしょう。 お金の運用は丁半博打と一緒で、素人が手を出してはいけません。